ホテル客室清掃のお話。

ホテル客室清掃についての色々な話を、現場作業から現場責任者、担当者まで経験してきた人が語るっていうブログです。

最近は過労死しそうな気配はない、が。

正直偽りなく申せば、この仕事、退屈である(笑)。

 

もちろん、物凄く忙しい。昼飯なんか10分以内で済ませる必要がある。仕事の仔細な内容は書くとベラボーな量になるので書かないが、色んなことを次から次へとやらないといけないから、暇はない。

 

暇はない、、、いやないこともない、ていうか暇を作るようにしてきたんだよね。どうやってかというと、サボるわけではなくて、細かく細かく自分の仕事を効率化してきたからだ。ひとつ例を挙げると、全スタッフの労働量を記録する作業を、エクセルVBA使って物凄く簡単にした。開発には時間を掛けたが、今や以前と比べてその時間効率は倍以上、つまり半分の時間で出来る様になり精度もかなり上がり、それを使って様々な集計を行うシステムも同時開発したので、全てが飛躍的に楽になったのである。

 

しかも、以前であればその作業は現場責任者自身しか出来なかったのだけど、今はほんの少しエクセルを初心者程度に触ることさえ出来れば誰でも出来る様になっているので、人に頼むことも多い。そんなわけで、地道な努力の積み重ねによって他の様々な作業的なものもかなり多く効率化してきたので、余裕を持って仕事に当たれるようになってきたのだ。

 

しかし、効率化も一旦終えてしまうと、これがその、毎日おんなじことの繰り返しになってしまって、仕事が物凄く退屈なのである(笑)。ホテルでは毎日何が起こるか分からない不安はあるものの、ある程度慣れてくると、ほとんどのことはそんなに大したことでもない様に感じるようになった。人員不足のことを除けば、であるけども。

 

でもこうなってくると、とにかく仕事がつまらなくなってきたのである。正直飽きたw もちろんメイドを含むスタッフは毎日がんばってくれているし、私もそうしたみんなのがんばりをサポートしなければならないのだけども・・・でも、それは言うほど大変なことでもない。仕事に対しては常に真剣だし、誠実でいようとは思うけども、でもね、こうもあんまりにも毎日毎日同じ仕事ではほんとにつまらないのだな。

 

だから日々、どんな些細なことでも何か新しく出来る事はないかと、色々とやってはいるのだけども、そうした細かい積み重ねも必要とは分かってもいるし、もっと頑張ってこの地域一番二番のホテルにするとか、そういう目標もないわけではないのだけども、実のところ、この仕事、どうも僕の性に合わないという気はしている。

 

そういう話を同僚にすると「贅沢なやつだな」と笑われた。そう、私は贅沢なのだ、仕事に対して。もう結構な歳だし、家庭もあるし、転職やらは難しいだろうし、それは今までの自分の人生を作ってきたこの自分の業でもあり、仕方のない事でもある。もし他の仕事がしたいのなら、きちんと計画して、無理のないよう、成功確率の高いことをしなくちゃいけないのだろう。今はそんな決意もしてないし、考えもないけども、・・・でも。

 

なんてな事を考えるようになったのも、とにかく退屈だからだw効率化とかやりすぎてしまった気がするwwwww