ホテル客室清掃責任者というお仕事

とあるホテルに客室清掃責任者として常駐しています。毎日クソみたいに忙しいです。お暇を誰か下さい。

ホテル客室清掃から見た清掃のコツ

この前、本屋さんで立ち読みしようとぶらぶらしていると、ちょっと忘れてしまったが確かプロのお掃除やさんが解説する掃除のコツみたいな本が平積みされていて手に取ってぱらぱら読んでみた。

 

私も一応この業界で飯を食う人間の一人だから、それなりに経験を経て知識は色々と身についていて、その本に書かれていることはプロなら当然知ってる事、当たり前のように思っていることばかりだったんです。だけど結構、プロでない人達は知らないのかもしれませんね。例えば、その著者は言います、掃除道具はそれなりにあってもいいけど、実はタオル1枚あれば掃除出来てしまうんだよ、とかね。

 

ま、現実には無理です。そりゃほこり取ったりするくらいならはたきやら何やらワイパーなんかいらず、タオル1枚で十分です。でも窓拭きはそれでは出来ません。ぬらしたタオルで拭き上げてから乾いたタオルで拭かないと水の跡が残ってしまうので、タオルは二枚いります(笑)。まーそういう細かい話はともかく、なかなかいい本だと思いました。覚えておけばアマゾン広告でも貼ったんですが、忘れてしまいましたw

 

さて、それなりの経験を経た一応プロの私がここでは色々と偉そうなことを書いてきておりますが(実は小心者なので、書いてることにあんまり自信はありません(^^;))、またもやえらそうに清掃のコツなどをだらだらと私なりに書いてみたいと思います。とりあえず一般向けといいますか、客室清掃に限った話ではありません。

 

割としょっちゅう、メイドさんたちを前にしてこれまた偉そうにこういうことをよく言います。

 

「綺麗にするのと綺麗に見せるのとはちょっと違います。我々の仕事はもちろん綺麗にする事も大事ですが、綺麗に見せる事が目的です」

 

ベッドなんかが代表例です。同じ綺麗なシーツ類を使ってベッドメイクしても、ピシッと皺なくベッドが張ってあったら誰でも皺があるより全然綺麗だと思うわけです。だから、自宅でも、きちっと整理整頓するとか、物をしっかり区分して分けるとか、或いはまた配置を工夫するとか、そうした見栄えに気を使ってやると、極端な話ですけど、そこそこ掃除しさえしておけば、そんなに労力を使って掃除しなくても綺麗に見えるように保つ事はできるんですね。例えば、台所に食器などが雑然と置かれていたら、例えそれらが綺麗に洗ってあったとしても、綺麗だとは思わないわけです。

 

もちろん我々はプロだし、厳しいホテルの客室清掃ですから、綺麗にしつつ綺麗に見せるという両方をやらなくてはいけません。でも、普通、ごく一般の多くの人はそんなに掃除にばかり時間掛けてられないでしょうから、私などは掃除する事よりもむしろそういう整理整頓みたいなところをしっかりやっておいた方が楽なんじゃないかと思いますね。実は、そういう掃除というところでは語られない部分の方をしっかりやることが清掃のコツだと、私は思ってます。

 

というのはですね、そういう風にものが綺麗に見えるように整理整頓されていると、マメに掃除したくなってくるんですよ、人情として(笑)。だって嫌でしょ?綺麗に整えられているところに埃が積層してたりしてたら台無しだもんね。

 

あと、細かい事ですが、雑巾にしろタオルにしろ、掃除用具はすぐ出せるところにおいておくのもちょっとしたコツです。いや、よくあるんですよね、奥の方にしまいこんでしまって、出すのがめんどくさいからということで、掃除をあんまりしなくなるとかね。我々清掃業界のプロでそんな、掃除道具を使いにくい状態にしておく人なんていません。業界の人ならもう当然の話なんですが、意外に一般の人はその辺に気付かない人も多いのではないでしょうか。

 

・・・・とここまで書いて気付いた。このブログって割と業界の人しか読まないと思うから、釈迦に説法だったですねw

 

こちらからは以上です