ホテル客室清掃のお話。

ホテル客室清掃についての色々な話を、現場作業から現場責任者、担当者まで経験してきた人が語るっていうブログです。

どうやったらベッドを早く出来るのか?【決定版】

アクセス流入検索ワードで目立つのが「ベッドメイク 早く」の類である。以前に私もこんな記事を書いた。

 

hotelsekininsya.hatenablog.com

 あるいはこんなんとか。

 

hotelsekininsya.hatenablog.com

 

他でも書いたと思うが、ともあれ、やっぱり多くの人がベッドメイクを早くやりたいと思っているのであろう。結論から言おう、心配するな、頑張ってやってたらそのうち早くなるよ、と。

 

頭動かすより体動かしてたら体が覚えてくれる、と私は思う。で、どうしたって個人差はあります。うちのメイドさんで驚嘆するほど速い人がいますが、あんなの誰も真似できません。信じ難いことに平均時間の半分以下で一室やってしまう人ですけど、多少雑なところはあるけど大きな問題もなく仕上げてしまうんで、一体どうやったらあんなに早く出来るのか見当もつきません。異次元の速さというしかない(^^;

 

というわけで、ともかく結論は「頑張ってやれ。さすればそのうち勝手に早くなる」なんですが、上の過去記事でも多少のコツは書いてるのでそれも読んでいただくとして、今回はちょっと視点を変えて考えて見ましょう。要するに、「ベッドメイクを早くしたい」あなたは早く帰りたいんだと(笑)

 

ならば、ベッドだけにこだわる必要はありません。ベッド以外を早くやればいいんです。トータルで時間を減らせばいいんですから。如何に要領よく作業するか、って事です。ただこればっかりは、ホテルによりけりの部分が多いので具体的に書くことは難しいですが、例えば、フロアのリーダーさんにお伺いを立てて次に入る部屋を指示してもらうような場合、常にフロアのリーダーさんのいる場所を把握するようにしておくとかね。そうすればリーダーさんを探す時間を減らす事が出来ます。それが難しいのであれば、みんなで話し合って何かすぐに居場所が分かる工夫を取り入れるとか。うちの現場はそうでした。ある工夫を取り入れて、そんなに探さなくてもいいようになってます。

 

あとね、意外にも長年勤めてるにも関わらず現場の事をいまいちよく分かっていない人がいたりするんですけど、現場の様々な事をよく知っておいた方がよい、というのもあります。これもホテルによりけりの話なんで具体的に書くのは難しいんですけど、例えばエレベーター。普通、行き先階のボタンを押してそこに行くわけですが、行き先階を間違えてしまって途中で気が付いて、正しいボタンを押すんですが、行き先階でないフロアでも止まってしまい、その分時間が無駄になる。が、実はキャンセルが出来るエレベーターって結構あるんです。出来ない場合も多いですけど、キャンセルできれば無駄な階に止まる時間を節約できます。或いはまた、バックヤードでいつも同じ道順しか利用して無くて、でもほんとはショートカットできるところがある、とかね。あるいはまた備品などの不足で探したりする時でも、どこに行けばすぐ見つかるかとか覚えておいて損なことはありません。

 

要は知恵を絞るってことですね。ちょっとしたことで、一日当たり何分も、或いは何十分も節約できるならそれに越した事は無いわけで、一刻も早く帰りたいのであれば知恵を働かせましょうよ、と(笑)

 

つーわけで、早く帰ればいいのに無駄に残業してブログ書いてる私なのでしたw