ホテル客室清掃責任者というお仕事

とあるホテルに客室清掃責任者として常駐しています。毎日クソみたいに忙しいです。お暇を誰か下さい。

賛成の反対は・・じゃなくて酸性の反対はアルカリ性。

何度も書くけど、検索されてこのブログがヒットし、関係者に記事を読まれてホテルがどこか特定されると困るから、細かなことがあまり具体的には書けないのだけど、実際私は持てる限りの知識と経験、及び知恵を絞りに絞って業務にあたっている。だから実はこうすればこういうことに物凄く効果があるというようなことは沢山有るのだが、殆どがピンポイント過ぎて書けないのである。忸怩たる思い、とはこのことであろう。

 

書けないことと、とは具体的には例えば、こういう素材に対して、カクカクシカジカな困ったことがあるのだけど、こういう商品を使えばものの見事に解決できる、などと言った話だ。こういう事柄は大抵の場合実際にうちの会社やフロントさんに効果を報告してたりするので、書いてしまうとバレてしまう危険性が高い。特にうちの支配人はなぜだか清掃に非常に興味津々な人なので、ネット検索も駆使されることも知っており、怖くて書けないんだよね・・・と書くことすらも怖いw

 

でも、読者に有用な話はしたい。というわけで今回は酸性とアルカリ性の話。そんなの知ってるよー、という方は以下は読まれなくてもいいかな。ていうか私の経験上の話なので、間違ってるかもしれないということはお断りしておきます。効果の程も保証できるわけでもありませんし。

 

さて、あらゆる液体には通常、アルカリ性と酸性、というよりもpHがあります。pHとは水溶液中に遊離した水素イオンの濃度指数です。水素イオン濃度が高いと酸性ですがpHは水素イオン濃度の逆数の常用対数・・・ってな化け学な話はどうでもよくて、要するにpHは1〜14の値を取り、真ん中の7が中性で、7より低いと酸性、高いとアルカリ性を示します。あんまり難しい話は私も知らないので(清掃関係の詳しい話はビルクリーニング技能士の本でも読んで下さい。私は全然覚えてませんw)すが、ここでは1つ重要な話だけします。

 

それは、何某かの洗剤などで汚れを取ろうと思ったら、中和する方向へ持ってってやればより効果的、ってだけです。例えば、トイレで酸性洗剤使うのは、取ろうとする対象の尿石などがアルカリ性を示すからです(だと思います、多分w)。え?汚れが酸性かアルカリ性かわかんないからどっち使えばいいかなんてわからないって?

 

そこでちょっとしたコロンブスの卵です。わかんなかったら取り敢えず両方用意しておいてどっちか使えばいいんです。酸性が効かなかったらアルカリ性アルカリ性が効かなかったら酸性、ってことです。最も簡単なのは、クエン酸ソーダと重曹を用意しておくことです。前者が弱酸性で、後者が弱アルカリ性なのです。百均で手に入りますから簡単でしょ?

 

実は、カーペットのある汚れでこの考え方が絶妙にハマりました。カーペットは通常、アルカリ性洗剤は推奨されません。毛が痛む、とされるからです。なので中性か弱酸性洗剤が好まれます。で、その教え通りにやってもなかなか取れない汚れに直面し、思い切ってアルカリ性となる重曹の粉をふりかけてやってみたらあら不思議、めっちゃくちゃ簡単に汚れを取りきってしまったのです。実はこの時困っていたのが汚れとともに臭いだったのですけど、臭いも取ってしまえました。

 

正確に言うと、これは中和だけの作用ではないのですが、まぁ当たらずとも遠からず、難しい話はさておき(そもそも難しい話は出来ないw)、大抵の場合当たってるみたいです。というのは、ほとんどの汚れは洗剤の性能そのものが影響し、アルカリ性であったり酸性であったりするのですけど、そのpHとは関係なしに取れてしまうんですね。或いはそもそも洗剤の濃度が濃いほうが取れるとか、そういう感じです。でも、稀にいつも使ってる洗剤では取れないような場合に、pHの異なる、つまり酸性が無理ならアルカリ性を使ってみるという考え方が結構ヒットするんですよ。

 

以上、私の経験からお話させていただきました。一般的な知識とはやや異なるし、間違ってるかもしれませんことをご留意願います。でもね、一般的な汚れって実際なかなかないんですよね。現実はあまりに複雑でして、色々実験してみるしかないっていう(笑)

 

あ、言わずもがなの常識ですけど、次亜塩素酸ソーダが主成分の塩素系漂白剤に酸性洗剤を絶対に混ぜてはいけません。間違うとマジで最悪、塩素ガスで死にます。