ホテル客室清掃責任者というお仕事

とあるホテルに客室清掃責任者として常駐しています。毎日クソみたいに忙しいです。お暇を誰か下さい。

最初で最後の飲み会をした。

今日、責任者になって初めて主要なスタッフの何人かを集って飲み会をした。

 

ちょうど二年だと思う。そんな長い間、飲み会すら開かなかったというと意外に思われるかも知れないが、したいとは思っていたが、諸事情で出来なかったのである。

 

提案して一年掛かった。でも、開いて良かったと心底思う。心の中まではわからないのでみんながみんなと言うわけでもないかもしれないが、私自身は楽しんでもらえたと思う。

 

というより、ほんとに私自身がこれで悔いはないなと思うことが出来た。そう、私はこれで辞める決意をした。何度かこのブログでも書いたように思うが、辞めたい気持ちは変わらなかった。そもそも、これでは色々とやってられないという思いは強く、先が見えない。

 

ホテル客室清掃業務の未来がまるで見えない。お先真っ暗とまでは言わない。多分まだまだやりようはある。人員不足でしんどいし、今後もそう変わらないかあるいは悪化の一途になるであろうとは思うが、どうにかしてしのいでいけなくもないだろう。ただ、ほんとに個人的な事情で待ってられないのが私自身だから辞める他はない。

 

もし続けられたらもっとより良く出来る部分はまだまだあったし、ブログの読者にももっと色々と情報的なものを供給できただろう。しかし現実は待ってくれない。このままでは私が保たない。時間切れという他はない。

 

要は金である。あまりに酷く安い金額で引き受けた会社によって屍となる他はなかったのだ。それでも、私は私自身に頑張ったということは出来る。どうしようもなくひどい現場をここまでのレベルに引き上げる事ができたということは自己満足ではあるものの、自分自身に誇りを持つ。

 

ただしそれはいい人達に恵まれたからだ。私一人では絶対になし得なかっただろうし、むしろ助けてもらったのだと思わざるを得ない。なかなか普段一緒に仕事しているのにも関わらず、どうしても自分が責任者であるが故、厳しい目で見なければならず、人のあら捜しばかりしているようなところばかりで、心の底では多分信じていなかったように思うのだが、たった一回の飲み会で何が分かるのかとは思うけど、この人たちに任せて良かったと思った。そういう瞬間はたしかにあった。

 

もちろん先のことはどうなるかなんて私にはわからない。最大の問題は人手不足だし、こればっかりはいくらいい人達がいてもどうしようもない。もしかしたら、会社がこのホテルから撤退する羽目になるやもしれないが、それはそれ、何れにしてもどこかで私は区切りをつけなくてはならない。私個人が破滅するわけにも行かない。

 

ホントのことを言えばいつまでもいられる限りずっといたかった。やりきったか?、という意味での悔いは大いにある。それ以上に、私は現場が、このホテルが知らぬ間に好きになってしまっていた。従業員には色んな人がいるけど、一緒に仕事をしてきたという意味でみんなの事が好きになってしまっていた。多分そう思うほどに入れ込んでしまったからだと思う。寝ても覚めても現場の事ばかり考えてしまうくらい熱中していたのは偽らざる事実だ。

 

飲み会を終えて、1人になったとき不意に泣いてしまった。私は去らねばならない。大好きなかけがえの無い現場と仲間達をあとにして。

 

追記:このブログはまだ終わらせるつもりはありません。