ホテルのメイドというお仕事はピンからキリまで。
アクセス解析久しぶりに見たら、おお〜ちょっとPV上がってるじゃん♪
・・・と喜び半分、不安半分。現代はとにかくネット社会。我がホテルの関係者にでも検索で当てられたら恐ええw
その辺をなんとかごまかしつつも、しかし、意外にググってもこのお仕事をネタにした記事ってあんまり引っかかってこないんだよね。ちょっと簡易な計算で、このブログで一番最初に書いたこの記事の中で、
hotelsekininsya.hatenablog.com
日本のホテル数が一万軒くらいあって平均で大体80室って書いたんだけど、そのデータを使って、もの凄く大雑把に80室くらいだと所属メイド数は10人くらいかなぁと適当に考えると、ざっと日本には10万人くらいのメイドさんがいる計算になる。でもうちのホテルだと一室あたりのメイドはそれより多いので多く見積もって20万人かもしれない。ビジネスだともっと少なくてもできるとは思うし、ラブホなんかだと少数精鋭チームのところもあったりするから、よくわかんないけどね。もっと極端に家族でやってたりするところもあれば、 ベッドメイクを二人がかりでやってたりとかほんと色々。
でも、仮に10万としてコンビニと比較すると、
コンビニ業界の現状、ランキング、動向などを分析-業界動向サーチ
からデータを見てみると、コンビニはざっと従業員数が二万七千人くらいだから、ホテルメイドって結構多いのかもしれないね。(H28.3.12追記。これは全然間違い。ここで書かれている就業者数とはコンビニ各社の社員数を示す。アルバイトの数はこれよりも全然多くて60~70万人くらいいるらしい。そりゃそうだ、だってコンビニ店舗数は確か5万店舗は超えてたからね(笑))だから、もしかすると、我がブログは結構ニーズはあるのかもしれない、とか思ったりしたら馬鹿を見そうな気もするのでやめておこうw
さて、それなりにでもニーズはあるのだろうとは思うけど、ホテルメイドのお仕事なんてピンからキリまで、千差万別の部分も多いと思う。それなりには専門的なところもあるんだけど、そもそもホテルの作りからしてホテルごとに違う。全国に何店もあるホテルグループ内のホテルですらもそれぞれに大きく異なることさえある。他にも様々な観点から見ても色んな違いがあるので、メイド仕事だってピンからキリまで、みたいなところがあって当然だと思う。
ところが、どの程度の人がそう思っているのかはわからんけど、どうもステレオタイプ的な「メイドってこんな感じだよ〜」みたいな考え方をする人って結構いるのではないだろうか。例えば私のパソコンから「ホテル メイド 仕事」でググってみると、こんな漫画を見つけたんだが、
この漫画の中で、例えば修学旅行では客室がゴミだらけになるとか書かれているが、それは学校によって異なる。我がホテルに限って言えば、概ねそんなに汚して帰る学校はない。忘れ物処理で夜10時までかかったことが一回あるくらいだ(あれはしかし今思い返してもあまりに酷かったw)
そもそも論になってしまうけど、そもそもどんな仕事だって、やってみなきゃ分からん部分の方が多いと思う。それよりもむしろ肝心なことはその仕事をやってみて、自分がやっていけるかどうか、そのことの方が大事なことではないだろうか。私自身がそうで、このホテルの責任者をやれと言われた時、できるかどうか不安で仕方なかった。前任者は物凄く神経質な人で、毎日メイドさん達に厳しく当たってて、支配人を含むフロントを神の如く恐れひれ伏していた(は言い過ぎかもしれんけどw)。
だから、そのイメージが最初あって、めっちゃくちゃ不安だったけど、意外にもやってみると、支配人は結構フランクな人だったし、フロントさんは親切だし、ものすごく協力的だし、もちろんそれなりには仕事だから緊張は強いられるけど、思っていたほどのことはなかったのだ。要は、相手だって普通の当たり前の人間だった、というに過ぎなかったのだ。
確かに、メイドさんの仕事は肉体的には多少ハードではある。でもあなたにそれがやっていけるかどうかはあなた自身にしか分からないものではないか。現に、長く勤めることのできている人だって事実数多くいるわけだし、ホテルメイドの仕事を好きになってしまう人だって多いのだ。私はその人たちが特別な人たちだとは全然思わない。誰にでも出来る仕事とまでは思わないが、誰にでもその可能性くらいはあるだろう。
というわけで、メイドさんの仕事を考えている人は是非、物は試しと一回やってみてはいかがですか? ・・・と募集したい気持ち満々でこの記事書いたんだが、どこのホテルかは絶対に言えないのであったorz